自分にとってのちょうどいい問題
昔ブログか本か何かで偉い人が「人はちょうどいいサイズも問題を求めてる」って言ってました。最近読んだ「モチベーション3.0」という本でも似たようなことが書かれています。
課題は簡単すぎず、難しすぎない。しかし現在の能力よりも一、二段高く、努力という行為そのものがなければ、とても到達できないレベルのことをほぼ無意識のうちにやっている。これが心身を成長させる。
これは自分にとってもかなり実感できることで、仕事でも遊びでも時間を忘れて楽しんでるときって大抵はちょうどいい問題に取り組んでるときだと思います。
あと、テレビゲームがなんであんなに楽しいかを考えてみると、ゲーム側が常に「ちょうどいい問題」をプレイヤーに出し続けてるからとも言えそうな気がします。初見ではクリアできないけど、回数を重ねるうちに敵の行動パターンを覚えてクリアできる、というプレイヤーが成長を実感できるような仕掛けを提供し続けているから楽しいんだと思います。
一方で、現実世界ではテレビゲームみたいにちょうどいい問題が向こうから歩いてきたりしないので
- ちょうどいい問題をどうやって見つけるか
- 一見すると簡単すぎる問題からどうやって難しさを見出すか
- 一見すると難しすぎる問題をどうやってちょうどいい問題に落とし込むか
- 現時点でどうにもならないレベルの難しすぎる問題を諦めて次にいけるか
あたりが大事な気がします。
スマブラで言うと、1つ目は「切磋琢磨」という言葉もあるように「自分と同じレベルのプレイヤーと戦う」ことで、これはよく言われていることだと思います。ただ、2つ目と3つ目みたいな「戦う前から結果が分かってしまうような格下もしくは格上との闘いから何かを見いだせるか」みたいなのはあんまり語られない気がします。この辺を意識すると上達スピードが上がるかもしれませんね。僕はどれもできてないので予選敗退です。
スマブラに限らず、ちょうどいい問題を見つけられるようになるといいですね。