Harukiのスマブラなどブログ

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「ダンバー数」と、スマブラ大会について思ったこと

先日同僚との会話で「ダンバー数」という数があるのを知った。

ダンバー数(ダンバーすう、英: Dunbar's number)とは、人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限である。
wikipedia

人類学者のロビン・ダンバーが提案した数で、その上限は大体150くらいだそうだ。

よくスマブラ大会に出ている僕としては、この150という数字はなんとなく身に覚えがある。とは言っても、この数字はあくまで「安定的な社会関係」、つまりイベントなどで一同に介する人数ではなく長期的な人間関係を築ける数なのでスマブラ大会には直接応用できないけど、150人という数字を聞いていろいろ思うことがあったので紹介。

f:id:harukisb:20180915134818j:plain (ちなみにこれはダンバンさん)

参加人数と雰囲気

最近では日本各地でスマブラ4大会が開催されているけど、大会によって雰囲気が結構異なる。そして(これはスマブラ大会に限ったことではないけど)人数が多ければ多いほど、全体の一体感やアットホーム感みたいなものが薄れていく。別に一体感なんてなくて良いじゃないかという気もするけど、これが無いと運営が苦しくなるという問題がある。というのも、ほとんどのスマブラ大会はボランティアによって運営されていて、交通費すら出ない中でスタッフさん達はなんとか頑張っている。人数も足りてないので、準備や片づけの一部を参加者にお願いしなくてはならないというのが現状だ。

幸運にもスマブラ界隈では参加者の多くがこの状況を理解しているので、運営側がうまく促すことができれば協力してくれる参加者が多い。「うまく促すことができれば」というのがポイントで、人数が増えれば増えるほど、うまく促さないと協力してくれる人がどんどん減っていくという印象がある。そして、ある人数を境に「全体的に協力的な雰囲気」から「そうでない雰囲気」になって、その境がなんとなく150人くらいな気がする。国内のスマブラ4大会でいうと、ウメブラ・スマバトシリーズとそれ以外という分け方になる。このくらいの人数になると、「うまく促す」必要が出てきて、例えばマイクを使ってこまめに協力のアナウンスをするとか、自由にプレイできる台を専有しないようにお願いするとか、そういう工夫が必要になってくる。もちろん150人以下の大会ならそういうのが必要ないというわけではないけど、人数が多いければ多いほど工夫が必要になるんじゃないかと思う。

例えば、ウメブラ33では、大会後に多くのゴミが放置されるという問題があったが、ウメブラ34ではツイッターや現場のアナウンスのおかげでほとんどゴミが出なかったようである。よかったよかった。


僕が思うに、参加者の中には3種類の人がいると思う。とても協力的な人、協力する気がない人、そして、その中間に「みんながやるなら協力しようかな」くらいの人。そして、最後の人たちをどう巻き込むかというのがカギになってくると思う。まあ要するに「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」みたいな空気を作らないように工夫が必要ということである。まあそもそもの話、スタッフがボランティアでない形にできればそんなこと考える必要もないかもしれないけど…

スマブラSP発売後はもっと参加者が増えることが予想されるので、このへんのノウハウも蓄積されていくといいですね。