Harukiのスマブラなどブログ

スマブラ(for)やスマブラ系Webサービスについて書いていきます

買ってよかったもの2017

なんとなくこういうの書いてみたかったので。

Switch

言うまでもないけど、Swtichは良い。コンパクトで起動が簡単で、WiiWiiU時代の苦しみからやっと開放された。ソフトで言うと、ゼルダとマリオオデッセイは言わずもがな。それ以外だとチョキッとスニッパーズとRocket Leagueがおもしろかった。スプラとAMRSはあまりハマらず。まだゼノブレイド2はやってないので楽しみ。スマブラ4移植してほしい。

おっきめのホワイトボード

主にTODOリストとして使用。WebサービスでTODOリスト的なサービスは使っているけど、そっちはどちらかというと備忘録で、ホワイトボードは今まさにやるべきことを書くためのスペースとして使ってます。今やるべきことが机の近くにいつでも見える場所にあるっていうのは素晴らしい。あと、このホワイトボードは壁にかけてあるんですが、壁の前にたった瞬間に、「今日やるべきことを考えるモード」に入って集中できるのが良い。

電動自転車

坂道が多い場所に住んでるのですごく助かる。買う前までは行動の幅が最寄り駅周辺までだったのが、1つ先2つ先の駅まで広がった。そのせいでラーメン屋開拓が捗り、太った。なので痩せたい人はロードバイク的なのを買いましょう。

ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン

去年買ったものだけどとても良いので紹介。音質にこだわりがあるわけではないけど、毎日使うものだからと思って奮発。4万近くするけど、その価値はある。一度ワイヤレスに慣れるともう戻れない。ノイズキャンセリングもすごくて、これを外すと「なぜ世の中はこんなにうるさいのか」というラスボスみたいな気分になる(は?)

クリップライト

ベッドに寝っ転がって仰向けで本を読む時に天井のライトがまぶしかったので購入。後ろから照らせるので眩しくなくて良い。

手元で水を止めれるタイプのシャワーヘッド

僕の家のシャワーは、水用のバルブとお湯用のバルブを回して水量と温度と調節するタイプなんですが、一回止めてから出そうとすると2つのバルブを止める前と同じところに合わせなくちゃいけないのが面倒でいつも出しっぱなしにしてました。でもこのシャワーヘッドは手元のスイッチで簡単に止められるので節水になるし精神衛生上もいい。

パスタ5kg

バリラ No.5 スパゲッティー 5kg [並行輸入品]

バリラ No.5 スパゲッティー 5kg [並行輸入品]

ひとり暮らしの味方。5kgで2000円という圧倒的コスパジップロックのようなジッパーが付いてないので保存するにはクリッパーみたいなのが必要。

茹でるときは電子レンジで作れるやつを使ってるので楽ちん。

パスタゆで容器PS-G62

パスタゆで容器PS-G62

僕の経験上パスタソースは安かろう悪かろうって感じだからスーパーで無難なのを買ってるのでなんかコスパのいいパスタソースがあったら教えてください。

インベスターZ

インベスターZ コミック 全21巻セット

インベスターZ コミック 全21巻セット

ドラゴン桜の作者の三田紀房先生が書いた株とか投資に関する漫画。これを読んで感動するとか、次の展開が気になって仕方がないって言うことはないけど勉強になる。この漫画を読むだけじゃ十分な知識はつかないけどお金のことを調べようと思えるきっかけになった。5000兆円欲しい。

悪意とこだわりの演出術

悪意とこだわりの演出術

悪意とこだわりの演出術

水曜日のダウンタウンクイズ☆タレント名鑑のプロデューサーである藤井健太郎氏が書いた本。この人の作る番組が好きな人なら、藤井氏がどういう考えで作ってるかが知れるのでおすすめ。こういう裏でおもしろい仕掛けを作る人みたいなのはすごく憧れる。

ちなみにこちらが僕のほしいものリストとなります。

Amazon CAPTCHA

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JPRに関するもろもろ

JPRに関するもろもろです。殴り書きなので語尾が敬語だったり敬語じゃなかったりします。

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次期JRP

たぶん来年のスマバトからEVO JAPANの間になりそうです。動画は未定。

大会選考基準とかそのへんの話

JPRが最初に発表されたのは2016年の11月で、その当時から日本のオフ大会事情も色々と変化してきました。当時は特に何も考えずに、各地方の代表的な大会を入れればいいかなという感じでしたが、最近では1つの地方に複数のそれなりに大きいシリーズの大会があったり、文化祭以外の大学大会も増え、関東関西ではほぼ毎週大会が開かれるようにもなりました。次期JPRについては特に事前告知をしていなかったので今まで通り各地方の代表シリーズ+大きな大会(KSBとか)にしようと思っていますが、そろそろ新たに考え直すときかなという気分。一番避けたいのが、「JPRに入る大会は本番、そうでない大会は練習」みたいな空気になってしまうこと。もちろん大会に参加する姿勢は参加者の自由ですが、主催者側から「負けてもまーいっか」的な空気よりも、参加者たちが真剣にプレイして勝ったら大喜びして負けたら悔しがるような大会の方が開きがいがありますよね(動画勢の僕からしてもそう)。そのためにも、JPRが参加者を刺激して、結果として主催者もhappyになったらいいなと思っています。

じゃあ全ての大会をJPRに入れちゃえばいいじゃんと思ってしまいますが、中々そう簡単にいかない。理由は色々ありますが、最大の理由は地方格差。大会の数が、ある地方では数カ月に1回なのに、関東関西ではほぼ毎週開かれるとなると、現状のやり方だとランキングが関東関西だらけになってしまうんですよね。僕が思うに「地方に住んでいるプレイヤーでも、地方での頑張りと、2,3カ月に1度の遠征での頑張りがあればなんとかランキングに食い込める」という状態であるべきだと思っているので、今の計算方法のまま全ての大会を入れたくない。一方で、頑張ってる主催者さんたちのためにもJPRに入れて大会に緊張感を出してあげたい…というジレンマの状態です。次期JPRはとりあえず諦めるとして、次の次までにはこの問題をなんとかしたい。アイディア降ってこい。

色々任せたい

JPRのランキング作成部分については今まで僕1人がやってきましたが(画像、動画は他の人にお願いしています)、そろそろ複数人で運営するべきかなと。理由は、JPRは公共性の高いものなので1人で運営するタイプのものではないからっていうと、僕自身に何かあって無くなってしまうと困るから。理想的には僕はデータを提供するだけくらいの立場になりたい。

スマッシュレコード関連も任せたい

スマッシュレコードの開発は僕1人でやっていく予定ですが、運営的な部分については任せたい。具体的には、大会結果の入力とか(現状サボりまくりでごめんなさい…)。実は「簡単だけどある程度スマブラ界隈に精通してないとできない」くらいの難易度のタスクがたくさんあります。もしかしたら「スマッシュレコード用のdiscord作りました!」とか言ったら勝手に集まってきやしないだろうか。手伝ってくれたらスマッシュレコードのページになんか称号みたいなの付けるとかもいいかもしれない。人に何かを任せるのって難しい。

JPR後悔シリーズ

後悔その1 - JPRって名前は良くなかった

Japan Power Rankingsって略しやすくて呼びやすいけど3つの理由で後悔。1つは、個人で作ってるランキングなのにあたかも日本公式のランキングみたいな雰囲気があるところ。2つ目は、名前にスマッシュレコードって入れてればサイトの宣伝になったのにそのチャンスを逃してしまったこと実際に、標準的世界ランキングはPanda Global Rankings(PGR)という名前で、Panda Globalというプロeスポーツチームの宣伝になってて羨ましい。3つ目は1つ目にも関連しているけど、JPRって名前が大きすぎて、他の人がランキングを作る気持ちを削いでしまったこと。アメリカだとPGR以外にもいろんな人がランキングを作っていて多様性があって良い。日本でもついこないだシカマさんという方が東北地方独自にランキングを作っていて嬉しかった。みんなもっと作ってホシス。

後悔その2 - 発表人数200人は多かった

今はスマッシュレコード上で上位200人まで発表していますが、これは多すぎたなーと今になって後悔。自動で計算してるから発表人数を50人から200人にすること自体に何にもコストはかからないしと思って軽いノリで発表しちゃったけど、実際にやってみると責任が増えて、結果としてコストも増えた。だから200人はいくらなんでも広げすぎたなぁと。「200人分責任持てないから作るの一切辞めます」ってのは避けたいのでいざとなったら断腸の思いで100人にしたり50人にしたりするかも。もしくは100位まで公開して101 ~ 200は順不同で公開するとかそういう感じで。

次は誰が1位になるか楽しみですね。

スポットライトを増やす

これは スマブラ Advent Calendar 2017の3日目の記事です。昨日の記事はこちら。

ameblo.jp

スポットライトを増やすとは

今日のスマブラ大会では、大会上位入賞者に、海外の大会では賞金が送られ、最近では日本の大会でも何らかの賞品が送られることが多くなってきました。
でも実際には、大会上位者でなくても、観客や視聴者に強い印象を与えたプレイヤーなど、単純な強さ以外の尺度で大会を大きく盛り上げプレイヤー達もたくさんいます。この記事は、大会上位者だけにスポットライトを当てるだけでなく、そういったプレイヤーたちにもスポットライトを当てたあげたいという提案です。

今回はメジャーなスポーツにある色々な賞の中から、現状のスマブラ大会にも応用できそうなものを相撲から1つ、プロ野球から3つ、そして僕が考えたスマブラ大会ならではの賞を2つ紹介します。

他のスポーツから応用できそうな賞

殊勲賞

優勝した力士や横綱から白星を挙げた力士に与えられる。

これをスマブラ大会に応用すると、たとえばその大会に出ている第8シードまでの8人を横綱大関のような扱いにして、これらのプレイヤーを倒したプレイヤーに送るというのが考えられます。ただ、実際にところスマブラでは番狂わせが多く起こるので、1大会に3人以上倒したら、とかにするといいかもしれません。

新人賞

その年の最も優秀な新人選手を表彰するもので、記者投票によって選ばれる。

上位入賞常連以外のプレイヤーにスポットライトを当てるという意味では良さげで、新しい人が大会に参加するのを促進できる効果がありそうです。ただ、スマブラでは"新人"の定義が少し難しそう。

サヨナラ賞

そのシーズンの公式戦(セ・パ交流戦も含み、クライマックスシリーズ日本シリーズを除く)全試合において、最もファンの感動・印象度が高いとされるサヨナラゲームを記録した選手に対し、セ・パそれぞれのリーグから1名ずつをコミッショナーが選び、受賞した選手にはスカパー!より賞金200万円と副賞記念品を贈呈するというものである。

配信された試合の中から、最も印象深い逆転試合を選べば良さそうです。

スピードアップ賞

投球のテンポの良さや攻守交代時の機敏さなど、試合の時間短縮に最も貢献した選手に贈られる。

調べた中では一番ユニークでおもしろそうだなと思ったもの。配信の試合の中でもっとも試合時間が短かった人に送れば良さそう。おもしろい賞だけど、スマブラの場合はキャラ差が露骨に出てしまうのが難点。

オリジナルの賞

マイナーキャラ賞

その大会で目覚ましい活躍をしたマイナーキャラ使いに送られる賞。基準設定が少し難しく、どこまでをマイナーキャラにするかだったり、その人がサブキャラでメジャーなキャラを使ってたらどうするのかみたいな問題はありますが、普段と違うプレイヤーにスポットライトを当てるという意味では良さそう。

ルーザーズランナー賞

その大会で最も長いルーザーズランをした選手に送られる賞。大会結果から簡単に選出できるので今すぐにでも開始できる筆者一押しの賞。

おわりに

各賞に共通している難点は、基準が曖昧になりがちなことと、1大会に行われる試合数の多さから、全試合を審査対象とするのが難しいので、配信された試合に限られてしまうことでしょうか。本格的な賞品授与とかを考えちゃうと公平性の問題とか色々大変そうなので、はじめのうちは半分ネタっぽい感じで始めるのが良さそうですね。いくつかの賞に関しては比較的簡単に導入できそうなので、これをきっかけにもっといろんなプレイヤーにスポットライトが当たればいいなと思います。

他にもなんか良さげな賞が思いついたらぜひ教えてください。

修羅ブラⅪオフレポ

福岡で開かられた修羅ブラⅪに行ってきました。

shullabra.wordpress.com

修羅ブラ1日目

1日目がスマDX、2日目がスマ4でしたが、今回はスマ4のみの参加だったので1日目の修羅ブラ打ち上げから参加。なんちゃんやラブゴリラさんとお話したり、EVOでperiscopeを使って配信してくれたなんちゃんごきぶりんえんぴつの3人にお土産を渡したりして満足。

この日は漫画喫茶にでも泊まろうかと思ってたけど、なんと泊めてくれるとのこと。なんちゃん本当にありがとう。

なんちゃん宅では地縛霊が現れるトラブルがありつつも、軽くフリーして就寝。

ちなみに履いてます。

修羅ブラ2日目

ぴかぞのさんの車でなんちゃん宅から会場へ。至れり尽くせりや… 本当にありがとうございました。

開会式前に、アメリカで開かれたSCR Sagaのパブリックビューイングでしゅーとん対ZeRoを観戦し開会式前からhype勝利後に修羅ブラTシャツをカメラに向ける瞬間を修羅ブラ会場で見られる幸せ。しゅーとんさん3位おめでとうございました。

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打って変わって僕の修羅ブラがスタート。今回は予選本戦すべてロボット固定。予選のメンバーはこんな感じ。

  • ひろ
  • なんちゃん
  • ケイ素
  • Ead
  • iK
  • Haruki
  • エイト

予選リーグは上位4人通過。個人的にはひろさんとなんちゃんには勝てないと思ってたので、この2人以外に負けない感じでなんとか3位通過できたらいいなという印象。

で、結果はこんな感じ。

まさかの1敗で2位〜。全体的にロボ慣れしてない人が多かったかなという印象。スマブラ人口が関東関西に比べて少ない地方ならではの弱点かもしれない。

本戦では予選3位の人と当たるから少し楽になるかなーと思いつつ本戦へ。あんまり覚えてないので結果だけ。キャラ間違ってたらごめんなさい。

  • 勝者側1回戦 まこT ロックマン 1-2
  • 敗者側1回戦 げうん デデデ・DD 2-1
  • 敗者側2回戦 のじんこ アイク 2-1
  • 敗者側3回戦 うりー DD 2-1
  • 敗者側4回戦 たむしか ダックハント 0-2

ベスト24。頑張った。

負けた後はメインイベント(?)の観戦。修羅ブラと言えばガヤ、ガヤと言えばなんちゃんという感じだったけどなんちゃん以外もすごかった。主にどんこすさんかな?それとぴかぞのファルコがいっぱいメテオしてくれたおかげで「隕石のようなメテオ」がたくせんできてよかった。あとこんなガヤのさなかで一切乱れないプレイヤーすごい。ワイだったら絶対笑っとる。

リーマさん優勝おめでとうございます。それと、今大会の順位表確認にはスマッシュレコードというサイトが便利です(宣伝)。

smashrecord.harukisb.net

関東のスマブラ大会とは全く違った楽しさがあって大満足でした。スタッフのみなさまお疲れ様でした。また行きたいo^

スマッシュレコードでキャラクターの色情報を扱わない理由

私が運営するスマッシュレコードというサイトでは、スマブラ4とスマブラDXのプレイヤー達の使用キャラクター情報を載せています。キャラクター情報は、wikiのように誰でも編集可能となっています。

smashrecord.harukisb.net

しかし、指定できるのはどのキャラクターかだけで、色情報は追加することができません。茶色のマリオを使っているプレイヤーでもデフォルトカラーの赤いマリオですし、デイジーカラーのピーチを使っているプレイヤーでもデフォルトカラーのピーチのままで、変えることは出来ません。

一見すると単に私が機能追加をサボっているだけのようにも見えます。まあ実際サボっているわけなんですけども、実はもう1つ理由があります。

その理由とは、色情報を追加できるようにすると、サイト上での間違った情報が増えて、ユーザの満足度が下がってしまうおそれがあるからです。

キャタクター情報の多くはユーザたちによって追加されているので、100%正しいとは限りません。ユーザによる編集を禁止して、管理人の私が頑張るという選択肢もありますが、現時点で3000人以上のプレイヤーがスマッシュレコード上に登録されているので、とてもじゃないですが把握しきれません(ちなみにキャラクター情報が載っているプレイヤーは約1300人で、9割以上がユーザによって追加されたもの)。色情報を追加してしまうと、キャラクターは正しいけど色が間違っている、という状況が多く発生するはずです。情報量が増えても、それと同時に間違った情報が増えてしまえば、逆にユーザの満足度が下がってしまう、と考えています。人は誰しも正しい箇所よりも間違った箇所に目が行きがちですしね。

例えば、茶色マリオを愛用しているプレイヤーのページに赤いマリオが載っているとき、「サイト上でデフォルトカラーしか使えないから(仕方なく)赤いマリオが載っている」のと、「追加可能にも関わらず赤いマリオが載っている」では、見てる側の受け取り方が少しだけ変わります。情報としても同じでも、前者は90点満点中の90点、後者は100点満点中の90点、と言ったところでしょうか。

また、先程も言いましたが、キャラクター情報の多くは、管理者の私ではなくユーザ達によって追加されています(本当に本当にありがたいです)。しかし、色情報が追加可能なせいで、「あの人はマリオ使いだけど、色までは思い出せないから載せないでおこう…」と思ってキャラクター情報追加そのものを躊躇するユーザも出てくるかもしれません。

っというわけで、色情報を追加できるようにすると情報量が増えてみんなハッピーと思いきや、間違った情報が増えてしまって逆に満足度が下がったり、そもそもキャラクター情報が追加されなくなるおそれすらありそうです。もちろんすべての情報が正しければ色情報があったほうが満足度が上がりますが、実際には無償でやっている以上は中々そこまでコストもかけられません。そこで、あえてデフォルトカラーのみが追加可能となっています。

以上、スマッシュレコードで色情報を扱っていない理由(言い訳)でした。

EVO2017スマ4部門観戦を100倍楽しむための日本人プレイヤー紹介

この記事では、スマ4界隈に詳しく無い方向けに、EVO2017スマ4部門をより楽しめるよう、スマ4界隈の基礎知識と日本の上位15人について紹介します。

EVO2017の選手一覧、配信URL、トーナメント表等は格ゲーチェッカーさんのページからどうぞ。

http://kakuge-checker.com/topic/view/05194/

スマ4界隈情報

スマ4界における日本の立ち位置

まず、日本のプレイヤーが世界においてどのくらいの強さなのかを説明します。
世界ランキングは、Panda Globalというアメリカのプロチームによって作られたPanda Global Rankings(以下PGR)がよく用いられます。PGRでは、Top50人のうち、16人が日本人です。PGRは2016年の5月から作られはじめ、半年に一度のペースで更新されています。現時点での最新版が3期目のPGR(PGRv3)となっていますが、PGRv1では7人、PGRv2では9人だったことを考えると、日本はここ半年で大きな躍進をしたといえるでしょう。日本人の最高位は古森霧さんの8位となっています。

EVOに限って言えば、去年のEVO2016ではかめめ選手が2位、一昨年のEVO2015ではあばだんご選手が4位と大健闘しています。今年は例年よりも多くのプレイヤーが遠征しているため、Top8に日本人が残る可能性は非常に高いと言えるでしょう。

一方で、コミュニティという観点で言えば、日本はアメリカに比べかなり遅れを取っている状況です。現在のスマブラの中心はアメリカです。大型大会のほとんどはアメリカで開かれ、競技人口や動いているお金も桁違いです。(と言いつつ、PGRの1位と2位がアメリカ人でないところがスマ4のおもしろいところ)

大会規模について

大会は、Panda Globalが大会人数、トッププレイヤー参加人数、賞金額によってS〜Cの4段階にランク分けしています。ざっくり言うと、500人以上でS、300人以上でA、それ以下がB,Cという感じです。EVO2017では、1500人以上がエントリーしており、賞金総額は150万円以上。スマ4大会の中ではEVOが最も参加人数が多い大会となっています。

PGRv3の期間内(2017年1月〜6月)で、Sランクが4回、Aランクが11回開かれています。ざっくりとした目安として、SランクとAランクで半年に4回くらいTop8に入ると世界ランキングで10位くらいになれると思えばいいでしょう。 ちなみに、日本の大会は、規模が大きいウメブラ(関東)とスマバト(関西)でも200人前後でランクとしてはBとCになることがほとんどです。5月に開かれたウメブラJapan Majorでは参加者が500人近く集まり、アメリカ以外の大会として唯一のAランク大会となっています。

本記事中では、「Genesis 4(S)」のように、大会名のあとに括弧内に大会ランクを併記します。(ただし、最新の大会と半年以上前の大会はランク付けがされてないため、筆者の独断で勝手にランクを表記します。その場合は「EVO2015(S*)」のように、ランクの後ろの*を付けます。)

キャラランク

どんなゲームでもそうですが、絶対的なキャラランクというものは存在しません。ここでは、Panda Globalが作った最新のキャラランクを引用します。

最新バージョンのスマブラ4は現時点でかなりゲームバランスが良いとされ、大会のTop8全員が違うキャラクターということも珍しくありません。 とは言え、実際には上の図でいうSランクのキャラクターがTop8の上位の大半を占め、たまにAランクが混じっているということが多いです。Bランク以下のキャラクターで大型大会のTop8まで勝ち上がるプレイヤーは半年間で数人くらいでしょうか。 本記事中では、ベヨネッタ(S)のように、キャラクターの後にキャラランクを括弧内で表記します。

上位プレイヤー紹介

ここでは、日本ランキング(Japan Power Rankings, 以下JPR)の上位15人を、EVO不参加のプレイヤーも含めて紹介します。

1位 KEN

関東在住のソニック(S-)使い。日本で開かれた大型大会(ウメブラJapan Major(A)、闘会議2017(B)、ウメブラSAT(B*))ではいずれも日本人最高位を獲得、さらに最近行われた大型海外大会である2GGC: ARMS Saga(A*)とCEO2017(S)でも日本人最高位(それぞれ3位、5位)と、日本一のプレイヤーであり、かつ世界一のソニックプレイヤー。遠征回数が少ないため、PGRは16位。
ソニックというキャラの性質と、スマメイト(ユーザ主導によるオンラインランクマッチサイト)での豊富な経験から、格下キャラクターに対する安定感がずば抜けて高いため、EVO2017でも上位入賞が期待できる。

2位 2GG | 古森霧

関西在住のクラウド(S)使い。通称こも。カリフォルニアに拠点を置くイベント団体(でいいのかな)である2GG所属のプロスマブラー。2GGC: ARMS Saga(A*)で5位、2GGC: Nairo Saga(S)で7位、2GGC: Greninja Saga(A)で3位と、自身のチームである2GG主催の大会での強さが目立つ。KENとは違い、クラウド以外にもソニック(S-)やマルス(S-)など複数キャラを使う。PGRでは日本人最高位の8位。
古森霧らないのペアはダブルス世界最強ペアの1つとされ、Genesis 3(S*)、2GGC: ARMS Saga(A*)ではダブルス部門で優勝している。

3位 LG | Abadango

関東在住のミュウツー(S-)使い。通称あば。ミュウツー以外にもベヨネッタ(S)、メタナイト(A)を使う。GENESIS 4(S)、2GGC: Nairo Saga(S)で5位だったほか、EVO2015(S*)とEVO2016(S*)ではそれぞれ4位、5位と、大型大会での勝負強さが目立つ。古森霧と同様に、海外遠征回数が非常に多く、PGRでは日本人2位となる10位。
メインとしているキャラがアップデートで弱体化されるというジンクスが有り、過去にはパックマン(C )やメタナイト(A)が弱体化を受け使用キャラを何度も変更している。公式のアナウンスはないが、2016年5月を最後にアップデートが無いため、最近では心置きなくミュウツーを使い続けている。

4位 キリハラ

関東在住のロゼッタ(S)使い。通称キリハラGOD。3月に開かれたFrame Perfect Series 2(A)において、PGR1位のZeRoを下して優勝、2GGC: Civil War(S)でも5位入賞を果たし、PGRでは前回の48位から大きく上昇し19位に。ZeRoが最も恐れている日本人と言っても過言ではないだろう。
ロゼッタは本体とは別にチコという星型のキャラクターを引き連れており、本体とチコの二人がかりで攻撃する。一方で、チコが撃墜されてしまうと12秒間チコが使えなくなり、パワーが大きく下がってしまう。そのため、いかにチコを維持し続けられるかと、チコがいない状態でいかに粘れるかがカギとなる。キリハラは、鋭い反応から相手の小ジャンプを潰す上スマとガードからの確定反撃が特徴。JPR1位のKENと相性が良く、過去6試合で全勝している。
余談だがリアルスマブラもめっちゃ強そう。

5位 9B

関西在住のベヨネッタ(S)使い。読み方は「きゅーびー」だが、海外勢には「ないんびー」と読まれたりもする。関西大型大会スマバト主催であり、スマブラDX時代からの古参プレイヤー。
前作のスマブラXではアイスクライマーを使い2014年世界ランキングでNairo選手とともに同率1位。本人曰くじっくりと攻略していくタイプのため、スマブラ4発売当初は結果が出なかったが、発売から2年以上たった今では国内大会で安定して上位入賞している。 1つ懸念があるとすれば、日本と比べて海外にはベヨネッタ使いが多く、その分対策も進んでいるため、日本よりも苦戦が予想される、かも。

6位 しゅーとん (EVO不参加)

九州在住のオリマー(A-)使い。九州在住のため、国内大型大会であるウメブラ(関東)とスマバト(関西)での出場機会が限られるが、その少ない出場機会をしっかりものにして高い順位を維持している。2月に開かれたFrostbite 2017(A)では、EVO2016(S*)優勝のAllyを倒して5位。EVO2017に出場しないのが最も悔やまれる選手。

7位 DNG | かめめ

関東在住のロックマン(A-)・シーク(S)使い。日本のプロチームであるDetonatioN Gaming所属のプロスマブラー。プロになる前はかめむしという名前だった。
前回のEVO2016(S*)では初海外遠征にも関わらず世界チャンピオンであるZeRoやヨーロッパ最強のMr.Rを倒し衝撃の2位。ロックマンの評価を大きく上昇させ、この活躍がきっかけでプロスマブラーとなった。
最近では徐々にロックマン対策が進みはじめ、最近ではシーク(S)やクラウド(S)も使用するほか、ヨッシー(B-)、ワリオ(C )、ブラックピット(B-)など様々なキャラクターをトップレベルで扱うことが出来る。

8位 らない

関西在住のむらびと(A-)使い。プロスマブラーではないが、古森霧とともに2GGから招待され、多くの海外大会出場経験を持つ。去年のEVO2016(S*)では堂々の5位。
空中攻撃のパチンコとカブを使った復帰阻止が非常にうまく、ファルコン(A)等の復帰が弱いキャラクターに対しては一度場外に出すと低%からでもあっという間にバーストすることが出来る。最近ではむらびとと相性が悪いクラウド等に対してルキナ(A)を使用することもある。

9位 あーす

元中部在住、現関東在住のピット(B)・カムイ(A)使い。国内遠征の数が非常に多く、国内大会出場回数は多分1位。SGC(B)では、JPR1位のKENを破って優勝。ここ最近はカムイの使用率が多くなっており、ほぼダブルメイン状態。
ちなみに、2015年に開かれたPreKVO2016(C*)では「オフ大会で優勝したら結婚する」という約束を見事に果たし、カメラに向かってプロポーズをしたすごい人。

10位 ちょこ (EVO不参加)

関東在住のゼロスーツサムス(S-)使い。PGRは49位で、本場アメリカでの大会出場経験無しでTop50にランクインした世界で唯一のプレイヤーである。プライベートの都合からApex2015以来海外遠征をしていないが、国内ではスマブラX後期から現在に至るまで安定の強さを見せ、ウメブラJapan Major(A)では4位。世界ランキング2位のMkLeoと互角の試合をした。
ゼロスーツサムスは低%から相手をバーストする択を多く持っており、特に空NAから下Bのメテオで幾度となく対戦相手を地に落としてきた。ちょこは相手の動きを観察しながらじっくり攻めるのが特徴で、世界一のゼロスーツサムス使いであるNairoの素早い立ち回りとは対照的な戦い方をする。

11位 つー

関東在住のルカリオ(A-)使い。今年2月に開かれたFrostbite 2017(A)では、当時PGR圏外だったにも関わらず、勝者側決勝まで進み、ZeRoを撃破。グランドファイナルでは大接戦の末破れてしまったが、誰も予想しなかった番狂わせで多くの観客を虜にした。EVO2016スマブラDX優勝者のHungryBoxからは「TSU IS LOVE. TSU IS LIFE」と言わしめるほど。ZeRo対つーはおそらくスマ4史上最も盛り上がった試合。

使用キャラのルカリオというキャラクターは自分がダメージを喰らえば食らうほど攻撃力が上昇するため、大逆転を起こしやすいキャラクター。最後まで試合の行方がわからないため、見てて楽しく、相手にすると苦しいキャラクターである。

12位 ikep

岐阜在住のベヨネッタ(S)使い。読み方は「いけぴ」。海外勢からは「あいけっぷ」と呼ばれてしまうことも多い。
ロゼッタ(S)使いだった発売当初から安定して上位をキープしてきたが、ベヨネッタ使いに転向してからさらに成績を伸ばしてきた。今回が初の海外遠征となるため、海外大会独特の空気にのまれてしまう可能性があるが、逆にかめめのようにいきなり大活躍を見せる可能性もある。

13位 T (EVO不参加)

関東在住のリンク(B-)使い。彼の最大の功績は何と言っても2GGC: Civil War(S)での3位。BランクのキャラクターでSランク大会3位は前代未聞の大活躍だった。現在のリンクの評価はB-だが、Tの活躍が無かったら間違いなくCランクと評価されていただろう。また、国内でも大きな大会ほど良い結果を残す傾向にあり、大舞台に強い。
今年5月に開催されたEVO Japanプレ大会「賽[sai]」では、3on3のストック引き継ぎというルールで、9Bベヨネッタに1%も与えられずに完封負けし、チームメイトに土下座したことで注目を浴びた。

14位 HIKARU (EVO不参加)

関西在住のドンキーコング使い。2GGC: Civil War(S)では7位と大健闘だったほか、勝利後にドラミングを見せるなど、記録だけでなく記憶に残る活躍を見せた。

ドンキーコングは見た目の通りパワー重視のキャラクターで、100%未満でバーストできることが多い。特につかみが強いこのゲームでは、上投げからバーストできることが大きな強み。その反面、機動力に乏しく、一度相手に攻撃を食らうと中々自分のターンに戻せない。特にロゼッタ等の着地狩りが強いキャラクターに対してはかなり分が悪く、長い間サブキャラクターを模索している。

15位 Edge

関西在住のディディーコング(S)使い。通称キング。スマブラX後期は9Bとともに国内で覇権を握っていた。2016年は活動をやや控えていたが、2017年に入り本格的に再始動。今期は1年半ぶりにスマバトシリーズ優勝を果たし、前期の47位から一気のこの位置までランクアップ。今期は初の海外遠征を果たし、2GGC: Greninja Saga(A)で見事13位となった。
これからもJPR、PGRともにランキング上昇が見込まれるプレイヤー。

もっと知りたい

2016年を簡単に振り返って

簡単に。

1月 Genesis 3 出場。Best96

取る航空券を間違えて一日早く到着してしまうミスを犯しつつも生きて帰ってこれた。内容はKarnaとTearbearに負けてBest96。観戦はCrew Battleだったりらないさんだったりで超楽しかった。 ちなみに、この大会を最後にシークメインをやめてロボメインに戻った。直後にシークが弱体化されたからちょうどよかった(?)。

2月 スマッシュレコード公開

harukisb.hatenablog.com

俺の中では一番大きい出来事。公開当時はウメブラとスマバトの結果しか入ってなかったけど、いまやプレイヤー数約3000(そのうちキャラ情報があるプレイヤーは約1000)、戦績数15000以上、スマ4プレイヤーランキング、勝敗表など色々と充実させることができました。まだまだやりたいことがたくさんあるので来年も頑張りたい。

7月 EVO 2016 出場。Best 128

Mr.ConconとSSに負け。対むらびと以外はロボ固定。去年は格闘Mii使って荒らしただけだったけど今回はちゃんと一番好きなキャラで出て、結果は悪くなったけど満足度は高かった。観戦的にはあばらないかめが海外勢をバシバシ倒していってくれて爽快だった。ただやっぱりGenesis と比べると2先ばっかりに物足りなさある。次はどうしようかね。

11月 Smash 4 Power Rankings 公開

色々と葛藤がありながらも公開。思ったよりいい反応があって良かった。これのおかげでモチベ上がるとか言ってもらえると本当に嬉しいのでウソでもいいから言ってくれると助かります。

12月 Smash 4 Japan Player Map 公開

Portさんがまずフロリダのプレイヤーマップを作って、それを見たPeredenさんが「日本版のプレイヤーマップめっちゃ欲しい」みたいなことを言ってたので、各地方の強いプレイヤーリストを送って作ってもらった。強いプレイヤー多すぎてどのプレイヤーを削るか迷ったけどまあこんな感じ。英語ができてよかったシリーズ。

来年は

来年もスマッシュレコード周りの色々頑張りたい。プレイヤーランキングを改良することと、大会配信周りにも手を出していきたい。っというのも、Panda GlobalのStatisticsチームがここ最近、対戦カードの勝敗表を配信で表示するようになったので、日本でもやりたいなぁと。まあリアルに余裕があったらという感じだけど。

プレイヤーとしては…まあ現状維持が目標。とはいえウメブラ本戦2連敗で96位コレクターになりつつあるからもうちょい行きたい。イメージとしては「スマッシュレコードとか作ってて裏方なイメージだけど意外とスマブラもうまいじじい」みたいなポジションを目指したい。

来年もよろしくお願いします。